女帝花舞(23)とは

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女帝花舞(23)

武士が到着する寸前、監視の三千歳を倒して脱出する明日香。
明日香が逃げたことを知った、板東達と武士は銃撃戦に突入した。
遠巻きに様子を窺っていた伊達達と烏丸会も、ゴルフ場に突入。
一同の目前で板東と一騎打ちになった武士は、遂に板東を殺った。
ところがその後に、三千歳が放った銃弾を受けて死んでしまう。
ショックで自殺しかけた明日香だが、彩香の母としての励ましに立ち直った。
豆千代は康平に別れを告げ、芸妓として生きる決心をする。
雪乃にも、新しい恋人が…。
また杉野一家が明日香を訪れ、梨奈が深く頭を下げた。
総裁選を戦う謙一と、その横には政治家になると決めた謙司と、その嫁になった美佳が…。
尾上元総理の死は、アメリカの陰謀だったと教える謙一。
脱アメリカを志したため、消されたのだと…。
とうとう総理大臣になった杉野謙一は、亀田に約束通り陰謀を録音したレコーダーを渡した。
所信表明演説で尾上と同じ脱アメリカ、アジア共同体構想をブチ挙げる。
予想通りアメリカの反感を買ったが、杉野総理に賛同する若手議員達が、集まり始めた。
一方、明日香とともに女帝を目指している豆千代は、祇園に来た亀田と鈴木の座敷に呼ばれていた。
豆千代を、好色な目で見る亀田。
杉野総理と若手議員の最初の会合は、『彩香』で行われた。
そこで亀田派にいる増沢が亀田が杉野を潰すために、アメリカ大使と祇園で会うという情報をもたらす。
彩香は明日香に電話して協力を仰いだ。
二人の女帝が、手を携えて戦うときが来たのだ! 明日香はニール・マッケンジーと知り合い、好意を抱いて『よし野』の座敷に彼を招く。
アメリカ大使・ガードナーと亀田の密会は、上七軒の茶屋で行われた。
そこへ現れるニール。
彼こそ杉野への刺客にして、米国務次官補だったのだ。
座敷には、豆千代が呼ばれる。
敵とは知らずに明日香を好きになったニールは、再会しキスを…。
そして豆千代は、亀田に身をまかせた。
亀田が豆千代を呼んだことを、屋形『千代田』で聞き出す明日香。
杉野の抹殺を命じられているニールは、明日香の素性を知った。
情報を得るため、亀田の通う『すず屋』の”おかあさん”に、踊りを習い始める明日香。
ニールはスキャンダルの火元として、杉野の妻・梨奈に狙いを定めた。
杉野は訪中し、親アジア外交をスタートさせる。
征四郎は癌に罹ったことで、これまでの自分の所行を反省し、明日香に頭を下げて詫びた。
杉野総理の政治資金を管理している梨奈は、U・C・Fファンドマネージャーの高柳を紹介される。
高柳はニールの手先だった。
そうとも知らず、ニールに抱かれる明日香。
豆千代はようやく亀田から、杉野の家族に何か手を打ったことを聞き出し、それを録音することに成功した。
U・C・Fに、インサイダー取引疑惑が噴出する。
康平は花板にのし上がり、明日香に結婚を申し込んだ。
豆千代と彩香に呼ばれニールにも会いたい明日香が、同じ日に東京へ向かう。
上京した豆千代は、亀田の情報を週間ニチブンの井上に渡した。
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